「御社」「貴社」?ESや面接での敬語使い分け徹底解説!

こんにちはペンマーク就活 編集部です!

「御社」や「貴社」、これから就活の様々なステップで企業の担当者とコミュニケーションを取る際に

よく使う言葉ですが、どんな時に使い分ければ良いか悩んでしまう方も多いのではないのでしょうか?

本日はこの「御社」と「貴社」をはじめとした「敬語」の使い分けについて徹底解説させて頂きます。適切なシーンで使い分ける事ができれば自分にも自信が付き様々な面で役立つと思います。


「御社」と「貴社」を理解する

「御社」 (onsha) と「貴社」 (kisha) 、どちらも会社を指す敬語ですが、その使い方は文脈によって異なります。

「御社」と「貴社」の違い

  1. 「御社」:話し言葉で使われる言葉。インターンシップ、企業研究、業界研究、企業プレゼンテーション、面接など、企業の代表者と直接会話する場合に適しています。
  2. 「貴社」:メール、エントリーシート(ES)、自己PR書類、履歴書などの書面によるコミュニケーションに使用されます。これは、書面によるビジネス通信に伴う形式と敬意を反映しています。

就職活動のシナリオでの実践的な応用

  1. 会社説明会:口頭で質問する場合は「御社」を使います。ただし、オンラインセッション中のチャットなど、書面で質問する場合は「貴社」の方が適切です。
  2. エントリーシート(ES):記述式のため「貴社」が一般的です。ただし、面接中にESの内容を口頭で説明する場合は「御社」に戻しましょう。
  3. モチベーションの表現: 「御社」と「貴社」のどちらを選ぶかは、書くか話すかによって決まります。志望動機を書面で述べる場合は「貴社」、口頭で説明する場合は「御社」を使います。
  4. 面接: 面接は対面であろうとオンラインであろうと、口頭でのやりとりを伴うため、常に「御社」を選択してください。
  5. 電子メールでの対応: 電子メールの文面の性質を考慮すると、「貴社」という言葉がよく使われます。これは、電子メールの作成に音声テキスト変換テクノロジーが使用されている場合でも当てはまります。

もし間違えてしまったら

採用担当者は、間違いよりも、就活生のやる気や行動、価値観、志望度合いを重視する人が多いです。あなたの間違いよりもプロフィールや身だしなみの方が印象に残る可能性があります。一方ちょっとした間違いでも、マイナスなイメージを抱かれるリスクもあるので、ほかの学生との能力差がほぼないときは、減点の対象になってしまうかもしれません。そのため、間違えたと気づいたらすぐに訂正することをおすすめします。

「御社」と「貴社」以外にはどんな表現がある?

日本のビジネス用語には、銀行の「御行」や学校の「御校」など、さまざまな機関を表す特定の用語もあります。

例)

病院は、話し言葉:御院  書き言葉:貴院

省庁は、話し言葉:御省・御庁  書き言葉:貴省・貴庁

信用金庫は、話し言葉:御庫(御金庫) 書き言葉:貴庫(貴金庫)

など原則話し言葉には「御」を書き言葉には「貴」を頭に付ける事をポイントに

自分の志望する業界に当てはめて練習しておきましょう。

就職活動では、適切な敬語の使用方法が非常に重要です。面接やメールのやり取り、ビジネスシーンでのコミュニケーションにおいて、敬語を正しく使うことは、あなたの社会人としてのマナーや教養を示します。以下に、大学生の皆さん向けに敬語の使い方に関するTIPSを紹介します。

敬語の基本

1. 尊敬語、謙譲語、丁寧語の違いを理解する
– 尊敬語: 相手を敬う時に使う言葉(例: いらっしゃる、おっしゃる)
– 謙譲語: 自分や自分のグループを低くする言葉(例: いたす、申し上げる)
– 丁寧語: 一般的な礼儀を示す言葉(例: です、ます)

2. 「です・ます」調を基本とする**
– 常に丁寧語を使い、話し言葉では「です・ます」調を保ちましょう。

面接での敬語の使い方

1. 面接官に対する尊敬語を正しく使う
– 面接官には尊敬語を使い、敬意を表します(例: 「おっしゃる」「なさる」)。

2. 自分の行動や経験について話す際は謙譲語を用いる
– 自分のことを話す際には謙譲語を使い、謙虚な姿勢を示しましょう(例: 「拝見いたしました」「存じ上げます」)。

メールでの敬語の使い方

1. メールの冒頭と結びは特に丁寧に
– メールの最初と最後は特に丁寧な言葉遣いを心がけましょう(例: 「拝啓」で始め、「敬具」で終わる)。

2. 相手の行動に対して尊敬語を使う
– 相手の会社や面接官の行動に対しては尊敬語を使います(例: 「ご連絡いただきありがとうございます」)。

ビジネスシーンでの敬語の使い方

1. 常に相手を尊重する言葉遣いを心がける
– 相手を尊敬し、自分は謙虚に振る舞う言葉遣いを使います。

2. 適切な敬語を選んで使う
– シーンに応じて尊敬語や謙譲語を使い分けましょう。

敬語の落とし穴

1. 敬語の使いすぎに注意
– 過度な敬語は逆に不自然になることがあります。適切なバランスが大切です。

2. 状況に応じた言葉遣いを
– 相手や状況に応じて、言葉遣いを変える柔軟性を持ちましょう。

敬語の学習方法

1. ビジネス敬語の本やオンラインコンテンツを活用する
– 実用的なビジネス敬語の本やウェブサイトを参考にしましょう。

2. 実際に使ってみる
– 学んだ敬語を実際に使ってみることで、自然と身につきます。

まとめ

就職活動において敬語は非常に重要なコミュニケーションツールです。適切な敬語の使用は、あなたの社会人としてのマナーを示すものであり、面接官や企業に良い印象を与えることができます。常に相手を尊重し、謙虚な姿勢を持つことを心がけましょう。敬語は練習と経験により身につけることができますので、日々のコミュニケーションで意識して使うことが大切です。

 

この記事を書いた人

Penmark 就活 編集者 新卒でソフトバンクに入社。IT流通事業に従事した後、カーシェアリング事業の立ち上げ、ITマーケティング企業にて数々の採用案件に従事 現在はペンマーク 就活 編集として大学生に有益なTipsを日々更新、発信中