面接対策のキホン

はじめに

「就活を始めたばかりで、面接に慣れていない」「面接をなかなか突破できない」と書類選考から最終面接までのフェーズでもっとも悩みが寄せられるのが、一次面接でもあります。

一次面接は、「よく落ちる人」と「よく受かる人」に明確な差が出るのも特徴の一つ。

一方で、よく落ちる人はほんの少しの対策を知るだけで、選考通過率が格段にアップするので、対策の効果が出やすい選考フェーズともいえます

第1章:面接準備の重要性

自己分析
面接に臨む前に、自己分析を行うことが重要です。自分の強み、弱み、経験、スキルを深く理解することで、面接官に自信を持って自己を表現できます。具体的な事例を準備し、どのようにそれが応募する職種に役立つかを考えましょう。

企業研究
志望する企業について十分に研究することは、面接の成功に不可欠です。企業の文化、価値観、最近の動向などを把握することで、その企業がなぜ自分にとって最適なのかを明確に伝えられます。

面接突破の鍵は相手が何を求めているかをしっかりと分析する事。「企業ニーズにマッチしているか?」「この会社で働く熱意があるか?」「将来を見据えてビジョンをもっているか?」など一見当たり前のことではありますが、この「当たり前」を面接準備段階でしっかりと意識し整理できているかが重要です。

場当たり的な対策でなく、「自己分析」と「企業研究」を通して自身のビジョンやこれまで取り組んできた事を冷静に整理し面接に万全に臨めるようにしておきましょう。

第2章:第一印象を最大化する身だしなみと挨拶

服装と身だしなみ
面接官に良い第一印象を与えるためには、適切な服装と清潔な身だしなみが必要です。フォーマルな服装を選び、髪の毛は整え、爪をきれいにするなど、細部にも気を配りましょう。いくら中身がある人間でも、お互い初対面です。まして社会人になってからはその連続となりますので、志望業界の風土に適した服装や髪型を心がけましょう。

受付での挨拶
面接は、企業の受付から始まります。受付での適切な挨拶には、自分の名前、約束の時間、訪問の目的、担当者の名前を明確に伝えることが含まれます。また、受付の言い回しは企業によって異なるため、状況に合わせて対応することが大切です。

面接室への入室
面接室への入室時、ドアをゆっくりとノックし、返事があったら「失礼します」と言って入室します。その後、ドアを閉め、面接官に向き直り、自己紹介と挨拶をしてから一礼します。面接官の指示に従って着席します。

面接の退室
面接終了時は、「本日はお時間を頂き、ありがとうございました」と感謝の意を表し、一礼します。立ち上がり、カバンを持って、「失礼します」と言いながら退出します。部屋を出る前にもう一度挨拶をして、ドアを静かに閉めるのがマナーです。

好印象を与える挨拶のポイント
面接時の挨拶で好印象を与えるためには、以下のポイントが重要です。

相手の目を見る:挨拶や会話中は、相手の目を見て話すことが重要です。これにより、コミュニケーション能力の高さを示すことができます。

ハキハキと明るく話す:明るい声でハキハキと話すことは、自信とポジティブな印象を与えます。

第3章:面接中のコミュニケーションスキル

就職活動における面接では、コミュニケーション能力が重要な評価基準の一つです。この能力は、社会人として求められる様々なシチュエーションでの適応力を反映しています。

面接で求められるコミュニケーション能力の2つの側面
面接官は特に以下の二つの能力を重視します:
1.相手の言うことを正しく理解する能力: これは質問の意図をくみ取り、状況に応じて適切に反応する能力を意味します。
2. 伝えたいことを適切に表現する能力:これは、自分の考えや意見を構造的に、すなわち「結論→理由」の流れで明確に伝えることを指します。

コミュニケーション能力の向上方法
コミュニケーション能力を向上させる方法は多岐にわたりますが、特に有効なのは以下の二つです:
1. インターンシップ:グループワークを通じて、チーム内コミュニケーションや社員からのフィードバックを活かし、自己のコミュニケーション能力を客観的に評価し改善できます。
2. OB・OG訪問: 実際のビジネスシーンを想定した対話を通じて、自分の考えを適切に伝える力を養えます。

コミュニケーション能力は、単に人と話す能力に留まらず、相手の言葉を正しく理解し、自分の意見を明確に伝える力として面接で評価されます。インターンシップやOB・OG訪問などを通じて、この能力を積極的に磨きながら万全な対策を練りましょう。

第4章:一般的な面接質問とその対策

面接準備の際は、「面接でのすべての質問は『あなたはどんな人?』ということを知るためのものだ」と心得ておくとよいでしょう。

「どんな人?」を知るために企業が着目する点は「能力・性格(何ができるか)」と「志向(何をやりたいか)」の2つです。企業はこの2つを知るために、学生が答えやすい、かみくだいたさまざまな質問を投げかけ、自社に合う人材かどうかを判断します。

例えば、よくある質問の「自己PR」や「学生時代に頑張ったこと」は能力や性格を知るために、「志望動機」は志向を知るために尋ねています。

面接当日、想定外の質問がきたときは「私自身の能力または性格、志向に引きつけて答えればいいんだな」と考えると良いでしょう。

また、学生の素の能力・志向を知るために、想定外の質問をする場合もあります。そういった場合でも、企業が知りたいのは同じです。「あなたはどんな人?」をきちんと伝えられるように、落ち着いて答えるようにしましょう。

 

まとめ

面接は緊張するものですが、適切な準備と自信を持つことで、成功への道を切り開くことができます。このガイドがあなたの就職活動に役立つことを願っています。

この記事を書いた人

Penmark 就活 編集者 新卒でソフトバンクに入社。IT流通事業に従事した後、カーシェアリング事業の立ち上げ、ITマーケティング企業にて数々の採用案件に従事 現在はペンマーク 就活 編集として大学生に有益なTipsを日々更新、発信中